製品・事業ディジタル型保護リレー装置

電気を安定して供給するために

工場や一般家庭において、常に電気が安定して使用できることは重要な社会基盤の1つです。
送電線などの電力設備に、落雷などによる事故が発生した場合、そのままの状態にしておくと設備損傷、大規模な停電の原因となります。また、送電設備に感電した場合の人的被害を最小限に抑えます。
保護リレー装置は、安定な電源確保に重要な役割を担っています。

保護リレー装置とは

保護リレー装置とは、電力系統又は電力設備などに発生した短絡や地絡などの異常状態(系統事故)を数十 ms という短時間で検出し、事故が発生した箇所を、他の健全部からすばやく切り離すよう指令を出す装置です。

納入までの流れ

  • ヒアリング
  • 設計
    お客様から提示された電力系統で指定された情報を元に、電力規格に準拠した機器を選定し、信頼性の高い設計を行います。
  • 製造
  • 社内試験
    実際の故障を確認するために、送電線を模擬した模擬送電線設備を使用し、試験を行います。試験では、主に、短絡、地絡などの故障を発生させて、故障の区間による応動を確認します。
  • 出荷

試験設備

納入実績

  • 九州電力(株)
    • 回線選択継電保護+距離継電保護(S+DZ)
    • 自動復旧装置(ASR)
    • 配電用変圧器保護+配電線保護(バンクフィーダー盤)
    • 接地用変圧器保護盤(GTr保護盤)
    • PD自動切換盤
  • 一般企業における電力設備
    • 回線選択継電保護+距離継電保護(S+DZ)
    • 自動復旧装置(ASR)
  • 県企業局
    • 回線選択継電保護+距離継電保護(S+DZ)
    • 自動復旧装置(ASR)
    (敬称略)